12/9朝日新聞夕刊に掲載されました劇評に関しまして

紙面にて私共の作品への劇評の枠を頂きましたこと、本当に感謝しております。

ただ、事実と異なる記載など、非常に残念に感じたこともあります上に、お客様からの御質問や問い合わせも届いておりますので、微力ながら説明させて頂きます。

まず、昨年から、観劇中のお客様の飲食は全面禁止しております。コロナ禍以前は、観劇中のお客様の最大限の自由を目指しており、御観劇時の飲食自由は私共劇団の特徴的なスタイルの1つであったと自負しております。しかしながら、現在のような状況において感染症予防対策に全力を尽くしている中で、観劇中のお客様の飲食を自由にすることは到底困難であり、なんとかお客様に安心と安全を御理解頂き御来場頂けることを第一に考え尽力している状況です。ビニールカーテンの設置やクラッカーの導入など、常に模索し我慢と全力を尽くしている次第です。正直、集客も、コロナ禍以前と比べますと苦戦しております。

ですので、観劇中の飲食可、という事実と異なる記載に関しては、私共の必死の努力に寄り添って頂けなかったこと、非常に残念に思います。不安に感じて御来場を懸念するお客様が発生しないことを切に願いつつ、同時に、演劇界で事実と異なることにも関わらず物議や異議が先行することを非常に懸念しております。

また、観劇中の携帯電話の使用は、通話も含め、一切禁止しておりません。それは、私共の作品が面白くないかもしれない、という言い訳ではなく、お客様に可能な限り自由に御観劇頂きたいというポリシーです。野球観戦をするのと同様な心持ちで御観劇頂きたいのです。全てを断ちきって御観劇頂くことを強要するのではなく、お客様それぞれの事情の中で、出来るだけ自由に御観劇頂きたいのです。決して、私共の提供する作品に自信がない訳ではありませんし、チケット代を払って御来場頂いているお客様に言い訳しているニュアンスでもございません。御理解頂ければと思います。

作品内容に関してですが、劇評を書いて頂く上で台本が必要だということでお渡ししていたのですが、、記事に記載されていた手紙を瓶に入れて流すシーンも実際には存在せず、(原稿やお金を瓶に入れて流すシーンはありますが)、また、最後まで書ききった小説が一本も売れない作家との記載もありましたが、正しくは、最後まで書ききった小説は一本も存在せず序盤の原稿を旅に出している設定です、、驚きとともに残念に思いました。

記事を書いてくださったライターの徳永京子様、朝日新聞の担当者様には、

できましたら、再度、客入れ時間も含め、きちんと御観劇頂きたく思っている旨、それ以外にお伝えできる方法がないようにも思う旨、その上で、御指摘、御批判、どのような御感想や劇評も受け止めさせて頂きたい旨、お伝え致しましたが、徳永様はスケジュール的に難しいとのことで残念です。

以上です。

今後とも、真摯に、全力で、誠実に、ヘンテコリン作品のお届けに邁進してまいります。

何卒宜しくお願い致します。